29 働くとは?
理想のライフスタイル
あなたは、職業を考える時、自分が
どんな所に住みたいか?
どんな生活をしたいか?
どんな人生を歩みたいのか?
を具体的にイメージしていますか?
巨大都市、東京に住んでいると、なかなかイメージしにくいのですが、欧米に行ってみると、日本のように夜遅くまで残業をしている人は少なく、定時に終わり、その後の時間をそれぞれ自由に楽しんでいることを知ります。
仕事帰りに美術館に行ったり、家庭で過ごしたり、趣味の時間にしたり・・・。
理想のライフスタイルを確立するためには、働くということを考えなおしてみる必要があると思います。
2017年に、仕事に対する熱意・仕事の幸福度を調査した結果、日本企業は139か国中、132位という最下位レベル。
やる気のない社員の割合は70%。熱意あふれる社員は、たったの6%。
バブルが崩壊してもまだ人々の意識が昭和の時代の働き方を引きずっていることなのでしょう。
そもそも「働く」とは、どういうことなんでしょう。
働くということは、傍(はた・かたわら)にいる人、つまり、周りの人を楽にすることです。
という人もいますが、私は、働くことは、生きがいであり、周りの人を喜ばせたり、幸せにしたりすることでなければならないし、それで自分も幸せにならなければならないと思うのです。
そして、働いた対価としてお金をいただく、ということだと思っています。
だから、周りの人を傷つけたり、悲しませることは、自分も幸せにはならないし、生きがいにはならないでしょう。
働くということは、人も自分も幸せにすることだと思います。
女性が働きやすい社会へ
日本女性の社会的地位は、153か国中121位です。
GAFAはサービス市場です。これを支えているのは、70%が女性です。
需用が多くの女性なのに、供給する方が男性ばかりではうまくいくはずがありません。
供給側に女性が多数進出することが自然です。女性がもっと社会進出しなくてはならない時代なのです。
女性にとっては子供を産み、育てることが、その大きなカギになると思います。
女性が子育てしながら、仕事も続けられる社会にしなくてはならないし、それが決して辛いものであっていけないと思います。
今の日本の現状は、理想の形とはほど遠いと感じざるを得ません。これでは誰も子供を産みたくなくなるのは当たり前です。
世界に目を向けると、理想の形に近い国はたくさんあります。
日本はもともと男社会でしたから、私たちの時代は、「男性、厨房に入らず」という考えが主流でした。
今では、男性が育児や家事を分担するようになり、社会はずいぶん変わってきたことは、とてもいいことだと思うのですが、諸外国のように男性が当たり前のように育児・家事を分担するようになるべきだと思います。
職場における女性の働きやすさは、男性の意識が変化していくことももちろんですが、女性自身が自ら変化しようとしなければ、変わらないと思います。
日本独自の男らしさ、女らしさが無意識に根付いているとはいえ、ひとりひとりの意識を変える事が大事です。社会構造を変えていかなくてはならないと思います。
前出の立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんは、
新しい産業を生むカギとして3つのキーワードを挙げています。
「女性の社会進出」
「ダイバーシティ(多様性)」
「高学歴:勉強する時間を増やす、すなわち長時間労働の短縮」
社会が変われば、女性は躊躇することなく子供を産むだろうし、子育てと仕事の両立も、辛くなくなるだろうと思います。
DVの問題、ハラスメントの問題も、今までの社会構造を変えれば、自然に解決できると思います。
働く女性の先人たちは、頑張ってここまで社会を変えてきてくれたのです。
後もう少し、女性たちよ、頑張りましょう!!
そして、男性も女性も幸せになれるような社会に変えていきましょう。
では、今日も1日前向きに!!