一寸先はヤミがいい

〜薬剤師ガンサバイバー 今日も前向きに〜

62 壺に何を入れるか?

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壺と岩の話

昨年インターネット上で、結構話題になった文だそうです。

作者不在だそうですが・・・。

 

ひろゆき氏の「1%の努力」という本を読み、この話を知りましたが、長年生きてきた私にとっても新鮮な素晴らしい人生訓だと思いました。

知っている方も多いと思いますが、まずは読んでみてください。

 

www.myprivatecomedy.net

 

「さあ、クイズの時間だ!」

大学教授は、そう言って大きな壺を取り出し、教壇に置いた。

その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」

そう言いながら教授は、教壇の下からバケツ一杯の砂利を取り出した。

そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めていく。

そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。

教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。

それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれで一杯になったのか?」

学生は声を揃えて、「いいや」と答えた。

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」

一人の学生が手を挙げた。

「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う。」と教授は言った。

「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とないということなんだ。」

君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。

「それは、仕事であったり、志であったり、自分の夢であったり……」

「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」

「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」

 

これを読んで、自分が考えていたこともこの話で理解できると感じました。

この話は、生きていく中の優先順位の話です。

 

ちなみに、ひろゆき氏の大きな岩は「睡眠」だそうです。

私も同感ですが、私は「人を愛する心」が1位です。

どんな人でも愛することができると信じていますので、来るものは拒まず去るものは追わず、Do not refuse those who come。

 

仕事を選ぶとき、結婚するとき、子供を育てる時、人生にはいろいろなイベントがあります。

その際、自分で決断をしなくてはならないのですが、その時、自分にとって今、何がもっとも大切なのか?を考えることに置き換えてもいいと思います。

あれもこれも、ではなく1つです。

 

大学に入るとき、今勉強をしっかりすることで一生食べていける職業を持つことが優先順位の1位でした。私の選んだ職業は薬剤師です。

結婚して子供を産みたい!が優先順位1位で、結婚相手に求める条件は1つ、自分が楽しめる人生を一緒に送れる人でした。

決して他人にはお勧めできませんが・・・。

それには男性を見る目が必要ですが、それはそれまでの生活でたくさんの事を経験し、いろいろな人に出会うことで培われました。

子育て中は、子供がどんな大人になってもらいたいか?を考えることが優先順位1位でした。

誰に聞いてもわからない子育てですから、自分がその目標を見失うことがなければいいと思っていました。

あまり細かい目標(いい学校に入ってもらいたい、成績優秀でいてほしい、など)を持ちすぎると、思い通りにならない時に悩んでしまいますからね。

 

人生ノリで行こう!という考え方もありますが、成功するかどうかは半々です。

それに引き換え、この話は、ある意味100%成功します。

ある意味と言ったのは、たとえ思うようにならなくても(成功しなくても)自分がその時考えて最善の道を選んだわけですから、後悔するはずがありません。

 

大きな岩を見つけるのは、そう簡単なことではありません。

一端壺の中に入れてしまったら、取り出すことができないものです。

その後の小さな石、砂、水は大きな岩を見つけたことによって必ず見つかるものだと思います。

 

この話は本当に良い話です。

良く考える、私の好きな内省(自分の心の内を見る:内観)を常にすることです。

 

www.cydas.com

 

 

そうすれば、自分というものが良くわかってきます。

自分は何が得意で、何が不得意か?

コツコツ努力型なのか、一気にする一発屋?なのか。

イデアがあふれる出るタイプなのか、誰かのアイデアを膨らませるタイプなのか。

人と会うのが好きなのか、ひとりでいたいのか。

 

仕事を選択する際にも役に立ちますし、人生あらゆる場面に、自分を知っていることが武器になるかもしれません。それには内省を繰り返しながら、いろいろな経験を積むことです。

内省には経験が大切です。

こうすればこうなる!と頭ではわかっていても、それを行動に移して初めて本当にわかるからです。

 

行動することは本当に大事です。

勇気を持って、行動してください。

 

あなたは壺に何を入れますか?

 

では、今日も一日前向きに!!