一寸先はヤミがいい

〜薬剤師ガンサバイバー 今日も前向きに〜

72 車酔い

車酔いのメカニズム 私は小さいころから車酔いをするので、なるべく自分で車を運転することにしています。 なぜか自分で運転して車酔いになった事は一度もないのですから不思議です。 生まれた時から、両親そろって車の免許を持っていて、どこに行くのも車だ…

71 薬剤師あるある(12)

スーパーフード(2) スピルリナ 藍藻類に属する螺旋状の微細藻類で、完全なタンパク質(60%がタンパク質)で、8種類の必須アミノ酸を含有し、貴重な栄養源の1つとして世界中で食されてきたという長い歴史を持つ。 スーパーフードの組み合わせとしてベース…

70 薬剤師あるある(11)

スーパーフード(1) 日本ではなじみの薄いスーパーフードですが、欧米ではかなりの商品があり、摂取されているのに驚いています。 病院や施設で積極的に摂取されているようです。 アメリカで取り入れられた「オーソモレキュラー療法」は、日本では「分子整合…

69 菜根譚(さいこんたん)

逆境は良薬 渋沢栄一の「論語と算盤」が脚光を浴びるようになりましたが、「論語」は孔子という知恵者が弟子たちに向かって賢明な生き方や学び方や物の見方を語り伝えた人生の指南書ではあるものの、孔子は宗教家でも哲学者でもなく、その後成立した「儒教」…

68 薬剤師あるある(10)

鉄不足 現代人の特に見落としがちな栄養素のひとつに鉄分があります。 鉄欠乏性貧血は、その名の通り、体の中で鉄が不足して起こる病気。 体に貯蔵してあるはずの鉄が失われ、血液中の鉄が不足してしまう。 体内で鉄が不足してしまう原因としては、第一に食…

67 薬剤師あるある(9)

糖尿病 コロナ禍になって、丸2年以上が経っていますが、おうち時間の増加とともに、糖尿病や痛風、脳卒中(脳梗塞と脳内出血)が激増しています。 このコロナ禍では、病院に行きたくない、検査をすぐにしてもらえないなどの心配事が多くなり、身体の異変を…

66  薬剤師あるある(8)

アポトーシス(apoptosis) Official髭男dismの新曲「アポトーシス」を初めて聴いた時は、音楽の複雑さに耳を奪われ、歌詞があまり頭に入りませんでしたが、よくよく聴いてみると、「死」について歌っていることが分かりました。 アポトーシスとは? 個体の…

65 Hack The World(みんなで世界を能動的に書き換えよう)

1人の強烈なリーダーだけでは世界は変わらない 直面しているウィズコロナ・アフターコロナの時代は先がわからない時代。 これからは解決策よりも、いかに「いい問い」を投げられるか? 「みんなが解きたいと思う問い」を立てられるか?が重要になるでしょう。 S…

64 適者生存

種の起源 チャールズ・ダーウィンが「種の起源」の中で、 「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」 と言っています。 mindsetsalon.net また、ハーバート・スペンサー(イギリスの哲学者)の造語で、適者生存又は再適者生存 と…

63 里親制度を知る

里親制度の種類 里親とは、さまざまな事情により自分の家族と暮らすことができない子供を、一時的または継続的に預かり、育てる人のことです。 養育里親:養育里親は原則として0歳~18歳まで(進学しなかった場合は中学卒業まで)の要保護児童を一定期間養育…

62 壺に何を入れるか?

壺と岩の話 昨年インターネット上で、結構話題になった文だそうです。 作者不在だそうですが・・・。 ひろゆき氏の「1%の努力」という本を読み、この話を知りましたが、長年生きてきた私にとっても新鮮な素晴らしい人生訓だと思いました。 知っている方も…

61 薬剤師あるある(7)

医原病 コロナ収束の基準を決められない日本社会の「医原病」的症状という記事(金沢大教授 仲正昌樹)を読み、昔、「医原病」の本を読んだことを思い出しました。 diamond.jp 医原病とは? 日本国語大辞典によると、自然発生的な病気に対して、医師の過剰治…

60 新型コロナ変異株を制圧するのは?

広東省5.21感染 中国の深圳市と東莞市に求められていた省外移動に必要な「48時間以内PCR検査陰性証明」が7月6日に不要となった。 これにより、5月21日に広州市と深セン市で新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、約1カ月半にわたって続いていた広東省内…

59 ネット社会の情報モラル

ネットやSNSによる誹謗中傷 インターネットは、リアルな繋がりとは違い、自分の素性を明かさず(匿名性)に発言ができたり、見ている人が多い分共感が得やすかったりといった事から誹謗中傷が投稿されやすい場です。 日本財団は2020年7月30日、第28回「18…

58 遺伝子情報と倫理(2)

「遺伝子情報でわかること」と「倫理的にできること」 ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが自分の遺伝子を調べ、乳がんになりやすい遺伝情報をもつことが分かったため、2013年に乳房を切除したことはまだ記憶に新しいと思います。 遺伝情報から…

57 遺伝子情報と倫理(1)

出生前診断:新型出生前診断(NIPT) 最近、高齢妊娠・高齢出産が増えている中、生まれてくる赤ちゃんの染色体の疾患を心配するカップルも増えています。 dna-am.co.jp 出生前診断の倫理的問題については、正解がなく議論が絶えません。 生命倫理の4原…

56 薬剤師あるある(6)

患者さんにとって理想の薬剤師とは? 患者さんが思う薬剤師のイメージは 薬剤のプロとして、処方箋の調剤を行うのはもちろん、医師よりも患者の生活に一歩近い立場で様々な相談に乗ってくれる。 薬のプロで、黙々と調剤している。 お薬をきちんと管理しなが…

55 人間にとって幸せとは?

幸せは内在的なもの、感じるもの 以前にも書いたのですが、日本の幸福度ランキングは、世界56位だそうです。 都道府県ランキング2021年度は2年連続1位だった宮崎県を退け、沖縄県だそうです。 news.yahoo.co.jp diamond.jp なぜ日本人は、自分が幸せだと感…

54 薬剤師あるある(5)

鼻涙管閉塞(又は狭窄)症 私の高校時代の友人は、高校の時から、涙が止まらない人でした。 悲しくもない、大笑いしたわけでもないのに涙が止まらなかったことを思い出します。 薬局に勤務して、眼科の病気で、鼻涙管閉塞(又は狭窄)症という病気があること…

53 2020東京オリンピック・パラリンピック

とうとう、開催されましたね!! 個人的には、私は開催に反対でした。 なぜなら、緊急事態宣言下なのに、なぜ開催できるのか?意味が分からなかったからです。 無観客で開催すれば、みんな家から出ないで、おとなしく家でTV観戦するから、感染者が少なくな…

52 コロナ禍の結婚式

沖縄の結婚式 先日、結婚式に出席するため、沖縄に行ってきました。 何しろ、1年半前、まだコロナが世界的に問題になる前に計画し、コロナ禍で2度の延期を余儀なくされた末にやっと実現した結婚式でした。 コロナ感染を心配し、台風を心配しながらの沖縄行…

51 新型コロナウィルスのパンデミックがもたらしたもの(3)

マルクス・ガブリエル(2) 日本人特有のコミュニケーション 日本人は先進国の中でも最も社会的に孤立しているというデータがある(ミシガン大学「世界価値観調査」)。 社会的に孤立するとは、家族、友人、同僚以外の人と会う機会が少ないということです。…

50 新型コロナウィルスのパンデミックがもたらしたもの(2)

マルクス・ガブリエル氏(1) 最近「世界で最も注目を浴びる天才哲学者」と名高い、ドイツの哲学界のロックスターと言われるマルクス・ガブリエル氏の説く「倫理が勝つ」が注目を浴びています。 マルクス氏は、ドイツの名門・ボン大学で29歳と史上最年少で教授…

49 薬剤師あるある(4)

オンライン診療・オンライン服薬指導 皆さんはオンライン診療をご存知ですか? 遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び 診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為と厚生労働省では定…

48 新型コロナウィルスのパンデミックがもたらしたもの(1)

オードリー・タン氏 台湾におけるウィルス封じ込め作戦はあまりにも有名ですが、それはオードリー・タンという一人の人だけで成し得たことではありません。 台湾の社会の仕組みを変化させてきた国民全体の力と言えるのではないでしょうか。 2020/1/20、感染…

47 薬剤師あるある(3)

薬局に入ってこない人 小さな薬局では、待っている方がたくさんになるとソーシャルディスタンスが取れず、当然ながら、外でお待ちいただくか、いったん家に帰ってから再度来局をお願いするかの選択をしなくてはなりません。 地域密着の薬局なので、再度の来…

46 頭と身体

文武両道 「文武両道」という言葉は、文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、優れていることを指す語で、現代では勉学と運動(スポーツ)の両面に優れた人物に対して用いられます。 以前にお話しましたが、アタマ(意識)と身体(無意識)は人間の場合、…

45 薬剤師あるある(2)

患者さんの反応もそれぞれ 薬剤師は処方箋をいただいてから、薬の量や選択に間違いがないかどうか調べてから、服薬指導(薬の効果や、服用方法などを説明する)をするのですが、患者さんの反応も人それぞれです。 こちらの説明をしっかり聞いて、時々あいづ…

44 立花隆さんを忍ぶ

サイボーグ技術が人類を変える(2005/11/5NHKスペシャル) ジャーナリスト・評論家の立花隆さんが、4月30日、80歳で亡くなりました。 執筆テーマは、生物学、環境問題、医療、宇宙、政治、経済、生命、哲学、臨死体験など多岐にわたっています。 先日、サ…

43 薬剤師あるある(1)

私は地域密着型の調剤薬局に勤めています。 処方箋をいただいても、すぐに薬の準備ができないことがあります。 そんな時は、 薬の準備ができましたら、お電話させていただきますので、つながるお電話番号教えていただけますか? ○○時ごろ薬がそろいますので…